働くお母さんたちは、子供を保育園に預けなければ仕事をすることができませんよね。
仕事をしていると、3歳未満で保育園に預けることが多いです。
生後57日から預けられる園もあり、早ければ生後2~3か月くらいから子供を預けて働く人もいます。
でもそんなお母さんたちに「子供を小さいうちから保育園に預けて働くのはかわいそう」という言葉を投げかけてくる人がいるんですよね💦
保育園に子供を預けると、かわいそうと思う人もいるんですね。
保育園に子供を預けて働くって、今や当たり前な気がしますけど…
drimama
私ももちろん子供を預けて働いています。
でも、やっぱり『かわいそう』って言われたことがありました…
保育園に子供を預けて働くことは本当にかわいそうなことなの?
いいえ、まったくそんなことはありません!
今回は自分の経験談や、なぜかわいそうといわれるのか、自分がかわいそうではないと考える理由についてお話しします。
私に『子供がかわいそう』と言ったのは、まさかのあの人…
小さいころから保育園に預けるなんて、かわいそう
小さいうちくらい、お母さんが近くにいてあげないと
子供を保育園に預けてまで働くなんて…そんなに仕事が大事なの?
こんな言葉を言われたことがあるというお母さんの話を耳にすることがあります。
こう言われてしまうことで、『母親は働いてはいけないのか』と悩んでしまいます。
私も『子供がかわいそう』と言われて辛い思いをしたことがある一人です。
私にその言葉を投げかけてきたのは、まさかの…
娘が通っていた保育園の保育士でした(*_*;
もちろんすべての保育士さんではなく、特定の保育士さんです。
2歳から通い始めた認可保育園だったんですが…
○○ちゃん(娘)がかわいそう
○○ちゃん(娘)がかわいそうなんで、早く迎えに来てください
そういう事情があったんなら連絡下さればいいのに…ほら、○○ちゃん(娘)がかわいそうだし
もちろん、普段からできるだけ早く迎えに行けるよう心掛けていましたし、土曜日に出勤する分は平日に休みをもらって娘も保育園を休ませたりもしていました。
なのでこの「娘がかわいそう」の一言で追い込まれ、とても落ち込みましたし心を病みそうになりました。
もちろん、保育士さんに悪気はないんです。
子供のために言ってくれているんだと分かってはいるんですけどね…
そもそも、なぜ「かわいそう」といわれるのか?
生活のために仕事をしているという場合も多く、『預けたくて預けているわけじゃないのに』と思うお母さんもいるでしょう。
日本には『三つ子の魂百まで』という言葉があります。
【幼いころの性格は、歳をとってもかわらない】という意味の言葉です。
昔から頭の機能が3歳までに出来上がると考えられていたことから、3歳までは母親が愛着形成しながら育児することが良いとされていたんです。
現在は3歳未満で子供を保育園に預けて働くお母さんが増えてますが、そのような考え方が今も残っているのでしょうね。
あとは、保育園に子供を預けた時に泣くのがかわいそう…と言っている方もいました。
子供を泣かせてまで預ける必要があるのか、と考える方も少なからずいるということです。
確かに、子供に泣かれると後ろ髪をひかれますね…
本当に「かわいそう」なのか?
平成10年に厚生労働省から、いわゆる「三つ子神話」には合理的な根拠は認められないと発表されています。
乳幼児期という人生の初期段階は、人間(他社)に対する基本的信頼感を形成する大事な時期であり、特定の者との間に「愛着」関係が発達することは大切である。
ただし、この基本的信頼感は、乳幼児期に母親が常に子供のそばにいなければ形成されないというものではない。愛情をもって子育てする者の存在が必要なのであって、それは母親以外の者である事もあり得るし、母親を含む複数人であっても問題視すべきものではない。
厚生白書(平成10年版)より引用
厚生白書にはこのように記されています。
たとえ子供を保育園に預けたとしても、たとえば保育士だったりおじいちゃんおばあちゃんでも、周りの大人が愛情をもってその子に接してくれることで、きちんと愛着形成はされるということですね。
また、
両親が親として子育て責任を果たしていく中で、保育所や地域社会などの支えも受けながら、多くの手と愛情の中出子供をはぐくむことができれば、それは母親が一人で孤立感のなかで子育てするよりも子供の健全発達にとって望ましい、といえよう。
厚生白書(平成10年版)より引用
と書かれており、決して小さいうちから保育園に預けることが悪いことではないことが分かります。
大切なのは、まわりの人たちが愛情をもって接するということです。
保育園に預けた当初はもちろん子供は泣くので親も辛いです。
子供によって差はありますが、子供も徐々に慣れて泣かなくなります(*^_^*)
1歳から保育園に預けて良かったこと
小さいうちから保育園に預けることで『ああ、良かったな』と感じたことも。
自宅では経験させられないことがたくさん経験できる
保育園では運動会や遠足、お芋ほりなど様々な行事があります。そのような行事に小さいころから触れることができます。
製作一つとっても先生たちが趣向を凝らしてくれて、自宅ではなかなか作ることができない絵や工作を作らせてくれます。
娘の場合は自分よりさらに小さい子と触れ合うのが好きで、靴を履かせてあげたりおもちゃを貸してあげたりと、異年齢との交流も楽しかったようでした。
トイレトレーニングがスムーズだった
保育園では定期的にトイレ誘導をしてくれてトイレに行く習慣がついていたので、トイレトレーニング自体は自宅で行っていたもののスムーズにおむつが外れました。
我が家は子供2人とも、あまり苦労しませんでした。
園によっては布おむつを使って早くおむつが外れるよう工夫してくれていたり、トレーニング自体を園で実施してくれるところもあります。
嫌いな食べ物も、食べられた
自宅では嫌いな食べ物は、よほど小さく刻んで本人がわからないように口に入れるなど工夫をしなければ食べてくれませんでした(今も苦労していますが…(泣))
保育園だとお友達が見ていたり先生がうまく声掛けをしてくれたりする環境の中で、家よりも頑張って食べるんですよね。
本当にありがたい限りです。
働く母親が心がけるべきことは…
もちろん、保育園で色々面倒を見てくれて周りの大人が愛情を注いでくれているとはいえ、母親が愛情を注がなくて良いということではありません(;’∀’)
働く母親として心がけたいことは、やはり子供と触れ合う時間を作る事です。
私は、
こんなことをしています。
さすがに小学生になった息子には嫌がられたりもしますが…(笑)
そんな息子とは時々一緒にゲームをすることもあります。
長い時間子供と一緒にいても、隣で親が携帯ばかり見ていて子供と触れ合ってないなら意味がないですし、それなら短い時間でもきちんと子供と触れ合うことが大切だと私は考えています。
まとめ
子供が小さいうちから保育園に預けて働くか、仕事せず子育てに専念するか。
もちろん考え方は人それぞれ。
就園前までは仕事をせず子供としっかり触れ合いたいと考える方もいますし、それはとても素敵なことですよね!!
なので小さいうちから保育園に預けることを推奨するわけではありません。
ただ言えることは、子供を小さいころから保育園に預けて働くことは必ずしも悪いことではなく、母親の他にも周囲の大人が愛情をもって接すれば、発達上問題にはならないということです。
女性もどんどん社会進出している時代。
働く母親が、子供を保育園に預けていることを後ろめたく思うことなく働ける世の中になることを願うばかりです(*^^*)
コメント