私たち訪問看護師は、利用者さん宅を訪問する際にカバンの中に看護に必要なものを入れて持ち歩いてます。
訪問看護では病院みたいに物品が充実していませんよね。
訪問看護師さんって、普段はどんなものを持ち歩いているんですか??
定番のバイタル測定グッズから傷の処置をするためのグッズまで様々…
そりゃもうカバン一杯持ち歩いていますよ~!!
カバンの中身、ぜひ見てみたいですね✨
では、今回は訪問看護師が普段どんなものを持ち歩いているか、カバンの中身を紹介したいと思います!
訪問用のバッグはトート?リュック?
訪問用のバッグはいろいろな種類が売り出されていますが、私が使用しているのはリュックです。
私が入職した時にすでに準備されていたからというのが一番の理由ですが(笑)、リュックの利点は、
以上が挙げられます。
入浴介助の荷物などを持っていると、自転車のカゴがいっぱいになりがち。
そんな時リュックだと背中に背負えて邪魔にならなくていいですよ(*^_^*)
でもトートはトートで、
以上の利点があります。
事業所の方針もあると思いますが、自分が使いやすいと思ったものが一番です(*^_^*)
訪問用のバッグの中には何が入っているの?
まずは定番の物品から!
バイタルサイン測定用グッズ
血圧計は入職したときに既にあったのですが、このオムロンの血圧計…
デカくて重くて全く訪問向きではない( `ー´)ノ!!
持ち運ばないのなら全く問題はないですが…
こんな大きな血圧計持ち歩いているステーションは他にないでしょうが(笑)、もし訪問看護されている方で血圧計購入予定の方がいれば、小さめの物を買うことをお勧めします…
しかもターミナル期の方の場合、血圧が下がってくるとデジタルでは測定不能となるためアネロイドの血圧計を別で持ち歩いています。
荷物が増えるはずですよね💦
アルコール綿は、点滴の時にも使いますが主に体温計などを拭くのに使用しています。
テープ類
高齢者の場合、皮膚が弱く、ちょっとした刺激で皮膚のトラブルになりやすいです。
訪問したら本人も知らないうちに皮が剥けていた…なんてことも。
そんなときのために絆創膏やフィルムなどのテープ類は常に持ち歩き、すぐに処置できるようにしています。
小物類
ノギスは、主に傷や褥瘡の大きさを測定するときに使用しています。
血圧計やパルスオキシメーターの電池が切れてしまうことがあるので、電池も必須です。
点滴や尿道留置カテーテル交換、浣腸などに使用する必要物品は、往診時に各家庭に置いてくれてあることが多いです。
なのであまり持ち歩いていません。
感染予防グッズ・保清グッズ
感染から身を守るために使用するものです。
手袋やエプロンは、ジップロックに小分けにして持ち歩いています。
水色の丸まっているものはシューズカバーです。
訪問先はお世辞にも清潔とは言えない家もあります💦正直靴を脱いで上がるのはちょっと…なんていう場合にシューズカバーを使用することも。
これも感染対策の一つです。
ペットボトルは蓋に穴が開いています。
おむつ交換の際の洗浄用に使用します。100均のドレッシングボトルを使用することがあったりしますが、ペットボトルなら何と言っても無料なので重宝しています(笑)
コロナウィルスが流行っているので、リュックには入りませんがフェイスシールドも持ち歩きます。
その他
書類にサインや印鑑をもらう機会が多いのですが、朱肉がない家庭が意外と多いです。
なので朱肉や捺印マットは出番が多いです。
写真には写っていませんが、小銭入れはコインパーキングを利用した時にたまたま財布に小銭も千円札もなく大変な思いをしたことがあったので、それ以来持ち歩くようにしています(笑)
入浴介助グッズはリュックに入らないので、エコバッグに入れて持ち運んでいます。
入浴介助には元々長靴を利用していましたが、とにかく重くて持ち運びづらいのでクロックスに替えてもらい重宝しています。
これらはユニフォームのポケットに入れて持ち歩いています。時計はナースウォッチ。
名刺は病院の看護師は持っていないものですよね!
訪問看護師は初めて出会った利用者さんや、ケアマネージャーなどの他職種に名刺を渡す機会が多々あります。
時には病院や居宅事業所に営業周りに行くことも…。
なので名刺は必須アイテムなのです✨
入職してから3年。すでに100枚以上は名刺を配りましたよ~。
これでも荷物は少ないほう?
ここまで見ていると、『こんなに色々入っているのね(*^^*)』と思いますが、一方でこんな意見も…
これでもリュックに一杯なんですが、『もっと入っているかと思った』と思う方もいらっしゃるようです。
私が働いているステーションは、比較的介護度が低めの方が多いです。
なので物品も少なめで済んでいますが、介護度が高い利用者が多いステーションの訪問看護師はもっと荷物が多いかもしれません。
いずれにせよ、病院と比べれば医療処置は少ないのでたくさんの物品は必要ないですし、限られた物品で看護をするのが訪問看護なのです。
まとめ
訪問看護師は主に
を持ち歩いています。
利用者の体調に変化があったときや傷ができた時にすぐ対応する必要があります。そのために様々な物品を持ち歩いています。
たくさんの荷物を持ち歩きながら日々利用者さんたちの健康を守っている看護師がいることを、たくさんの人に知ってもらえたら嬉しいです。
では、また(^_^)/
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