皆さんは訪問看護というとどんなイメージでしょうか…?
病院の看護師と比べるとちょっとマイナーなイメージ…でしょうか。
私も看護師になろうって決めた時は、まだ訪問看護の存在さえ知らなかったですよ。
でも!
政府が病院での入院日数を短縮化を進めていることもあり、今後は在宅医療がより一層必要とされる時代になっていくと言われています。
それに伴い、訪問看護師のニーズはますます高まっていきます。
とはいえ、
訪問看護には興味があるけど、1人でできるのか自信がないのよね。
そうそう、病院とは全く違いすぎるし転職するにはちょっと勇気がいるんだよね。
いつ呼び出されるか分からないのも心配だなあ。
こんな風に思っている方、いませんか?
実際私の周りでも「やってみたいけど自身がない。不安。」という声を耳にします。
drimama
その気持ち、すっごくよくわかります。私もずーっと病院で働いてからの転職だったので、未知の世界に飛び込むのはとても不安でいっぱいでした。
自分でもできるのか。
不安を抱えながらも転職すると、実際は訪問看護には魅力がたくさん。
不安も払拭され、訪問看護師として働き始めて既に4年目になりました。
そこで、不安を抱えながら転職した私が、どうやって不安を乗り越え働くことができたのか、詳しく説明したいと思います!
最後までお付き合いくださいね!!
私が訪問看護ステーションに転職した理由
私は独身の頃は訪問看護には興味が持てず、ずっと病院で働くつもりでいました。
その考えが変わったのは、子供が生まれてから。
子供が生まれるとライフスタイルがガラッと変わります。
こんな風に、今までは病院勤務で良かったのに子育てが始まると色々ネックになってくることが出てきました。
実家や夫の手を借りながら病院での勤務を続けている看護師もたくさんいますが、私の場合は実家が遠いことや夫の帰りが遅く、協力を得ること難しかったんです。
パートとして働いたものの、
給料少ないっ!!
子供にもこれからお金がかかるのに、この給料では不安…
そこで色々調べているうちにたどり着いたのが『訪問看護』という選択肢でした。
訪問看護なら
これならママでも正職員としてでも働けそう!!
そんな風に思い、訪問看護ステーションで正職員として働くことに決めたんです。
訪問看護師の仕事での不安とは?
でも初めて訪問看護ステーションで働き始めるときは、やはり不安がありました。
きっと訪問看護には興味あるけど転職するのは不安…という方もいるでしょう。
私が転職前に抱えていた不安や私の周りで聞いた話の中から多いのは以下の内容。
1、1人で判断することができるか不安
訪問看護へ転職を考えた時に、一番の不安となるのはこれではないでしょうか。
訪問看護と言えば、基本的には一人で利用者の家を周り、看護してこなければなりません。
時には利用者の体調に変化が見られ、訪問した看護師が処置を行ったり受診を促したり頓服薬の内服をしてもらったり…と、その場での判断が必要となります。
それを一人で判断するって、難しいですよね。
相談相手もいないし…
特に看護の経験年数が少ないと難しそう!!
でも実際は…最初は必ず先輩看護師と2人で訪問に回ります。
まだ一人での判断が難しいうちは、1人で訪問に回ることはありません。
業務用の携帯を持って訪問に出かけるため、何かあったらすぐに同僚や上司に相談することができます。
訪問看護師4年目になった私ですが、時々判断に迷ったり自分の判断に自信がないことがあります。
そのようなときは、電話で上司に相談しています。
なので、新人さんでも大丈夫!!
これでかなり不安は解消されます。
判断に迷った時にアドバイスをもらうことができたら安心ですよね!
2、オンコール当番が大変そう
訪問看護では、夜勤がないかわりに24時間体制で携帯を持ってご家族の相談に乗ったり、必要があれば夜中でも訪問をすることがあります。
オンコールについてはこちらの記事で詳しく書いています。
オンコールの緊急携帯はステーションによって持つ回数は変わってきますが、1人当たり月3~4回ほどのステーションもあれば1人当たり月10回持つステーションもあります。
電話が来たからと言って毎回呼び出されるわけではなく、電話対応のみで済む場合もあります。
ただ、育児など家庭の事情で
そんなに何回も緊急携帯を持つのはちょっと…
という方もいますよね。
そういう場合は入職時の交渉で回数を減らしてもらうことをおすすめします。
また、オンコールがないステーションやほとんど所長が1人で対応するというステーションもあります。
なので必ずしもオンコール対応をしなければいけないというわけではありません。
3、利用者本人やご家族とのトラブル
病院でも患者とのトラブルはありますが、もちろん訪問看護でも利用者やご家族とのトラブルはあります。
一人で訪問していると、何かトラブルがあった時はもちろん一人で対応しなければなりません。
ですがその後上司に連絡をいれてもらう、または直接訪問して話を聞いて貰うなどのフォローを入れてもらうことが可能です。
それでまた円滑に訪問ができるようになる場合もありますが、何かにつけてクレームを入れてくる利用者や家族の場合は一筋縄ではいきません。
そんな時はステーション全体でカンファレンスをし、対応を考えます。
トラブルやクレームも、一人で抱え込む必要はないってことです。
ただ、自分が何かやらかしてしまった時は、まずは誠心誠意謝罪します。
4、訪問看護ステーション内での人間関係
訪問看護ステーションは病院や施設と違い、少人数の場合がほとんどです。
少人数であるが故に、人間関係が悪いとなかなか辛いものがありますよね。
ただ、訪問の際は1人で出かけることが多いので、1人で過ごす時間が多いことも事実です。
嫌味だったり気が合わない同僚や先輩と長時間一緒に過ごすことはありません。
なのでなんとかやり過ごすことができます。
病院などとは違い一人で過ごす時間が多いため、看護師間での人間関係が煩わしい人には訪問看護はおすすめです!
転職してみたら、案外楽しい訪問看護
初めての訪問看護に不安を抱えての転職でしたが、始めてみると利用者さんとゆっくり関わることができるし、自分なりに工夫しながら看護ができることが楽しく、気づけば3年経っていました。
転職前に調べていた通り、残業は月に2~3時間程度と少ない。
また、夜勤がなく週末休みなので子供と過ごす時間も確保できますし、ママナースとしても働きやすい!
元々全く興味のなかった分野ですが、思い切って訪問看護に転職してよかったと思っています。
訪問看護ステーションへの転職におすすめの転職サイト
この記事を読んでみて、訪問看護をやってみようと思った方や訪問看護に興味を持った方。
そんな方にお勧めの転職サイトはこちらです!
看護roo!
ナースジョブ
いずれも訪問看護の求人が豊富にありますよ!
転職を迷っている方は、ぜひ登録して情報収集してみることをおすすめします。
まとめ
訪問看護への転職したくても、
といった不安を抱えた人、いますよね。
でも転職してみると、同行訪問させてもらったり上司と連絡を取り合ったりすることが可能で、分からないことがあれば相談できます。
オンコールは毎回呼び出されるわけではありませんし、入職時に交渉しておくことで登板の回数を減らしてもらうこともできます。
トラブルの対応も上司にフォローを入れてもらうことが可能です。
人間関係の大変さはどこで働いても付いて回るものではありますが、訪問中は1人で行動することが多いので、その点は気楽です。
興味がある方や現在の働き方に悩んでいる看護師さん。
思い切って訪問看護に挑戦してみませんか?
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